中国の小資(プチブル)
中国では、あらゆる外資系企業が、鳴り物入りで中国進出を果たして数年が経ったが、
その成果面では、最近になって明暗が分かれ始めている。
星巴克(スターバックス)と宣家(イケア)を例にとってみた。
星巴克(スターバックス)では、コーヒー1杯が20元(一元=約16円)か30元程度。
今や、オフィス街の小資(プチブル)の専門店に変貌した。
一方、ホームセンターである宣家は、北京の消費者からは冷ややかな目で見られている。
星巴克は、少子が北京で増えていることもあってか、それに比例するように増えている。
現在、オフィス街に星巴克がないと、その街の品位を疑われるほどという。
その一方で、宣家(イケア)はこの小資を迎え入れるほどの幸運を享受出来ていない。
欧米では、宣家は「低価格、長持ち、独自性」が売り物だが、中国に来ると小資専門店に変貌した。
にもかかわらず売上は今ひとつだ。来客数は必ずしも少なくないのだが・・・。
宣家(イケア)の場合、購入した商品は自分で運ばなければならない。
北京市民の平均年収である1万元払ってもそれは同じ。
消費者は、輸送料を払ってその家具を届けてもらう。そして組み立て、
据え付けも自分でやらなければならない。
ところが、中国の家具屋は、同じ1万元でも自宅まで届けて据え付けも当然やる。
さらに、宣家の売りであるシンプルさも中国の小資からは敬遠されている。
もっと豪華な方がいいということだ。
これに関しては、「このブランドを買えるほど、裕福なのだ」と見せびらかすことが、
中国人にとっては重要なのだ、とする見方も出来る。