CIS諸国とロシア
ロシアとCIS諸国の貿易量は総貿易高の二割弱を占め、減少傾向にあるとはいえ、依然重要なパートナーであることに変わりはなかった。代表的なものが、ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・カザフスタンの四か国で締結された統一経済圏協定、中央アジア諸国とロシアが加盟する中央アジア協力機構や反ロシア色で協調したGUUAM(グルジア・ウクライナ・ウズベキスタン・アゼルバイジャン・モルドバ)などである。2005年8月のCIS首脳会議では、CISの当面の存続が決ったが、ロシアはウクライナ・グルジア・トルクメニスタンの脱退防止に苦慮した。この時点でCISを単純化すると、中央アジアではロシアに対する求心力が働き、ウクライナ・モルドバ・グルジアでは遠心力が働く。ウクライナが反ロシア色を打ち出しても、ロシアからの優遇的エネルギー供給がなければ経済が立ち行かず、他のCIS諸国もロシアとは切っても切れない関係があると言える。