CIS諸国とは
CIS(独立国家共同体)はソ連邦崩壊に伴い、バルト三国を除く旧ソ連構成12共和国で創設されたものである。1991年の創設以来、その存在意義を問われながらも存続している。CIS諸国は、ロシアでは「近い外国」と呼ばれ、それ以外の「遠い外国」と区別されている。外交面でも経済面でもCIS諸国同士の関係は他国と異なり、ある種の気安さを感じさせるようだ。同じロシア語を話し、同じ文化基盤を共有し、同じ生活様式で暮してきたものへの親近感であろうか。ロシアとCIS諸国の貿易量は総貿易高の二割弱を占め、減少傾向にあるとはいえ、以前重要なパートナーであることに変わりはない。CIS諸国は、ぞれぞれの国内および国際情勢により、ロシアに対する求心力と遠心力を使い分けながら各国多様化の道を歩んできた。その多様化の中で、名目的組織となったCISに満足せず、利害の一致する国と個別に協力し、必要な場合は新たな組織を創設した。