インドの不安要因
インドというと、多くの日本人にとっては、「お釈迦様」の世界のイメージが強く、実際に訪れた人も少なく、あまりなじみのない国であると思われている。また、成長が期待されているBRICsの中にインドが含まれていること自体に違和感を感じる人も多いと思う。それは、「貧困」や「カースト制度」などの印象が強いためだと思われる。
また、日本人に一般的に知られている問題の他に、「女性問題」「財政赤字」「IT産業発展の影で、製造業が伸び悩みの状態にある現実」「電力・通信・交通等インフラ整備の遅れ」等あまり知られていない影の部分も存在している。2050年時点で、人口が増加しているのはインドだけと予想されているが、多くの人口を抱えると言うことは、生産と消費の両面で大きな力となる。しかし、人口増加が貧困層の増加を意味するのであれば、かえって発展の足かせとなる。カーストや教育レベルの低さを考えると、その危険は少なくない。