ロシアの株式市場動向
ロシアの株式市場は1990年代前半に誕生した。代表的な銘柄は200社余りで、流動性のある株式は限られている。また、時価総額の7割程度を資源・エネルギー関連企業が占めるという変則的な構成でもある。1998年の金融危機で、RTS指数は14分の1、38に急降下したが、その後ロシア経済の復活で、2005年9月にはその指数をこれまで最高値の1007をつけた。
つまり、金融危機から7か月かけて26倍の伸びを示した実力が示された。ロシア株式市場の時価総額は、20兆円を超える規模となり、株価収益率も7〜8倍程度であり「先進国や東欧に比べて株価は割安である」という意見が多い。ロシア株式市場の問題点も多い。「流動性の悪さ」「株券のデリバリーの遅さ」が挙げられる。さらに、問題なのは「情報開示度の低さ」「インサイダー取引規制の不備」である。特定の人間のみが情報を入手し、一般株主には情報が明らかにされないことがある。