日本とロシアの政治
日露戦争終戦から100年、第二次世界大戦終戦から60年の節目の年であり、日ロ間の長年の懸案である北方領土問題の解決はまだ見えては来ないが、日ロ両国で様々なイベントが行われた。小泉首相の北方領土の海上視察やモスクワの大祖国戦争戦勝六十周年式典への参加、プーチン大統領の2005年後半の来日予定などだった。現在、ロシア経済は好調だが、ロシア政府にとっては、将来シベリア極東(東シベリア原油パイプライン・プロジェクト)の大規模開発を行う資金と労働力の見通しは出来ていないという現実に対して、日本カードは極東シベリア開発の重要な鍵となりうると考えられても不思議ではない。
そして戦略物資の輸出先のを多様化は重要なことである。ロシアには地下資源があり、日本には資金があり、中国には労働力がある。世界第2位の経済大国にして資源小国の日本にとっては隣国の地下資源開発は有望である。この点で補完関係が成り立つと言える。