ロシア プーチン政権の課題
現政権のプーチン大統領は、経済の好調を背景に2010年までに国民所得倍増を公約とし大国ロシアの復活を目指しているが、いくつかの困難な諸問題の解決が不可欠である。
@「天然資源に依存した脆弱な産業構造」豊富な天然資源に大きく依存している。国際価格の変動に常にさらされているので経済基盤が脆弱である。早急な産業構造改革の必要性がある。
A「社会保障制度改革」プーチン政権は構造改革の一環として、2005年1月に年金生活者らに認めて来た社会的特典(公共交通機関の無料乗車等)、を現金支給に変更する改革を実施した途端、ロシア各地で改革に反対する大規模なデモが発生した。
B「インフラ老朽化の問題」ソ連崩壊後設備投資が行われず、古い機械設備が使われているため、2005年モスクワで大規模な停電が発生した。
C「ロシア国内に広がる貧富の差と所有の集中問題」資源のない辺境地の住民は最低生活費以下の暮らしを強いられている。