ロシアのイメージと実体
ロシアのイメージは、北の酷寒の国・共産主義ソ連・シベリア抑留のイメージが強いかも知れない。その実体とは、ロシアは言うまでもなく、面積において1707万平方キロメートルで地表の八分の一の広さ。日本の約45倍、米国の2倍で文字通り世界最大の国家である。北極海に面していてユーラシア大陸の最上部を占め、東側は日本、西側がヨーロッパに接し、南は中国や中央アジアと隣接する。
民族構成はロシアが人が総人口の八割と多数を占め、残りを100以上の民族がしめる多民族国家である。人口は、1億4350万人で世界第7位の大国である。ロシアの特殊性はその独特の国家体質にある。
ピョートル大帝によるモスクワからサンクトペテルブルグへの遷都による「西欧への窓」の開拓と、西欧諸国との結婚を通した血縁関係等、芸術・建築等の文化の輸入により欧州の仲間入りを目指すも、そのレベルの差は明白で、西欧はロシアにとって「憧れの地」となった。