日本企業のブラジルへの投資
日本企業の投資戦略として、1970年代初めまで、ブラジル進出ブームがあった。日本は高度経済成長に乗じて、資源確保のために急成長を実現していたブラジルを投資先に選択した。鉄鋼・造船・繊維・食品・機械工業など250から300社がこの時期に進出した。
その後、ブラジルは80年代低迷時期を迎え、進出企業は大きな打撃を受け、撤退する企業が増加した。90年代は日本の不況で進出よりも撤退数が多くなり、企業数は200社を割り込んだ。しかし、30年にわたる日本企業の経営努力により、ヤクルト・味の素・YKK・ホンダ・NGK(日本特殊陶業)などしっかり基盤を固めた企業もあった。
99年以降、日本からの投資も再開し、特に自動車関連が増加していた。グローバル戦略の一環として、ブラジルを中南米全域への生産・輸出拠点にする狙いがあった。他の分野では、航空機部品工場の建設や三井物産・伊藤忠等商社の資源関連投資も増加している。