メルコスールとは
ブラジルは、MERCOSUL(南米南部共同市場)の盟主である。メルコスールは南米のブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイの四か国で結成された統合市場である。結成の目的は、地域内の関税及び非関税障壁の撤廃等による商品、サービス等の自由な流通が挙げられ、1995年からは関税同盟として発足した。メルコスール発足後、何度も存亡の危機に見舞われた。再三の通貨危機・通商摩擦に関わらず破綻することも無くその枠組みが維持されてきたのは、単に通商の自由化だけを意図した統合体ではなく、背景に経済を超えた政治と安全保障の新しい関係への追求があるからである。
他の共同体や共同市場との関係強化も、メルコスールにとって大きな課題である。2003年にアンデス共同体との自由貿易協定が締結され、双方の各加盟国が準加盟国として乗り入れを始めた。中米統合機構やカリブ共同体と、将来の自由貿易協定交渉の検討も進められている。