ブラジル・コストとは?
投資環境の問題点としては、「ブラジルコスト」が挙げられる。ブラジルは、外資を積極的に導入するための計画とその施策が十分ではない。外資を誘致するためには、戦略を立案・組織的・計画的に進めるべきである。しかし、外資の導入を促進する機関や、責任を持って対応できる政府部門が明確となっていない。その原因の一つとしては、競争相手がいなかったことである。同じ南米諸国のアルゼンチンは政治的、経済的に不安定である。チリは政治的・経済的に問題はないが、市場が小さい。パラグアイ・ウルグアイも同様であった。その他の国々もそれら同様問題を抱えていた。すなわち南米の投資先としては、人口も多く、資源が豊富で将来性のあるブラジルしかなかった。これらから、「ブラジルコスト」と言われる高金利・高い税負担・硬直化した労働法・インフラの未整備・港湾、通関の非効率・許認可制度・治安の悪化・法的手続きの非効率等という問題が起こった。