ブラジルの不安要因
ブラジルの急速な経済の発展の不安要因は、1980年代以降、激しいインフレにより、経済的に苦境に立たされた。生活難からその二世・三世たちの多くが日本に渡航し出稼ぎに来ることも増えた。彼等が本国に送金する金額が年間22億ドルもあるという。対日輸出が約27億ドル、輸入が約28億ドルで約1億ドルの赤字であるというが、その数字と比較しても、彼等の本国への送金額が、いかに巨大で国際収支の改善に貢献しているものかがわかる。ブラジルの影の部分として加えるとすれば、急成長による都市部の社会不安、治安と犯罪の関係がある。政治家、官僚の腐敗による、汚職・賄賂の横行。所得格差でも、その大きさは世界で2番目となっている。環境破壊、豊富な資源ではあるが、その生産方法の法的整備の遅れ、森林破壊がある。また、「ブラジルコスト」と呼ばれる、高金利・高税率・高コストがある。インフラの未整備、非効率的な法的手続きが挙げられる。