ブラジルは何故成長すると思われているか?
ブラジルは851万平方キロメートルという広大な国土と鉄鉱石・ボーキサイト・錫他の豊富な資源によって世界の国々から「未来の大国」とか、「無限の可能性を秘めた国」と言われ続けて来た。しかし、外国借款への過度の依存で外貨準備金の減少と借款返済が困難となり、通貨レアルの大幅な切り下げやハイパーインフレの進行によって国家経済は疲弊し、国民生活を圧迫した。そのため、長い間、その期待に応えられずこのままでは永遠に「未来の大国」だと考えられていた。しかし、外資への規制緩和と外資導入による経済開放政策・国営企業民営化への転換が経済を飛躍的に発展させ、インフレや通貨危機を乗り越え経済大国への軌道に乗るきっかけとなった。そして、ブラジルはアメリカ合衆国の政治的影響の強い南米の中で、政治的独立性を強めており、南米諸国の地域的リーダーの役割を担い、MERCOSUL(南米南部共同市場)の盟主になるまでに成長した。