BRICsと失業率
BRICsの失業率に関しては、各国は急成長を支えるために労働力需要が高くなっており、概して失業率は高くないと考えられる。実際、2004年のドイツの失業率が11%前後であることに対し、インド以外はドイツの失業率のレベル以下となっている。そのインドは、失業率は60%と群を抜いている。これは、インドの特性とも言うべき、若年労働者の構成割合が他の国と比較して高くなっている点である。若年労働者が多く、高齢化社会到来まで時間があるため、現在の労働需要を上回る労働力の供給が続いている環境によるものであると考えられる。そのため、インドはBRICsの中でも余裕を見せているということだろう。つまり、ロシア、中国、ブラジルといった経済成長の先行し成長していくBRICsの他の国を見ながら、これらの国々の経済成長が一段落して高齢化や社会が始まる頃に、若い労働力を強味に追い上げに転じ、急成長してくるということである。