BRICsの政治
BRICsが国際政治への影響を強め、その存在感を増している事を見逃してはならない。まず、ブラジルはアメリカ合衆国の政治的影響の強い南米の中で、政治的独立性を強めており南米諸国の地域リーダーとしての役割を担っている。ロシアは旧ソ連崩壊後の現在のCIS(独立国家共同体)の中核となる存在であり、強い国家権力で国を治めている面が濃く、力が落ちたとはいえ政治への影響力は強い。インドは、国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指している。中国は東アジアのインドは南アジアの政治・軍事大国で、AFTA(ASEAN自由貿易地域)の設立にリーダーシップをとろうとしている。しかし、政権の権力闘争が激しく、政治的に不安定な状況にある。
BRICs各国、ただし、ブラジルのように異なる人種や文化に寛容である国を除き、いずれも他民族、多文化、多宗教が混在する国であるため、民族紛争、地域紛争、宗教を巡る争いの火種はつきない。