日本とロシアの貿易関係
日露間の貿易は2003年から増加傾向にあり、2004年は日本からの輸出額が前年度と比べて65.3%増、ロシアからの輸入額は25.9%増、輸出入の総額は37.5%増の9546億円と、いずれもソ連崩壊以降では過去最高の水準に達し、日露間の貿易取引は拡大しつつあるが、その水準は以前として低い。
日露貿易総額の割合は、2004年でもわずか0.86%に過ぎず、地理的に有利でありながらも、北方領土の帰属問題やロシア側の貿易障壁が日本のロシアへの輸出や直接投資の拡大を妨げているのだ。不透明で複雑な通関・税制度で、日露の合弁企業が厳しい税務調査を受けたり、日本たばこ産業(JT)のロシア販売子会社がロシアの税務当局から約24億ルーブルの追徴課税を通告された例もある。
ただし、ロシアは2005年末に世界貿易機関(WTO)の加盟を予定しており、実現した場合は日露貿易は飛躍的に拡大する可能性が高く、日本は2005年4月に開催された「日ロ貿易経済政府間委員会」で、ロシアの投資環境改善やWTO加盟など、一四分野で経済協力をする事に合意している。