日本とブラジルの貿易関係
2004年の日伯貿易の総額は、日本とブラジルの景気が良くなってきた事もあり、前年と比べて日本からの輸出額が16.9%増の2450億円、ブラジルからの輸入額が18.4%増の3948億円、輸出入の総額が17.8%増の6488億円となり、二桁の大幅増を記録した。しかし、経済のグローバル化が進展する中、1980年以降急激に日本の貿易総額は拡大しているが、日伯貿易総額は6000億円にとどまり、長期的な目で見ると日本とブラジルの貿易関係は希薄してきている。
日本の貿易の全体を占めるブラジルの割合は、1981年の1%から2004年の0.59%にまで低下の傾向を辿っており、地理的条件の不利や1980年代の中南米債務危機の発生、1990年代の日本の長期にわたる不況等が、日伯貿易関係の希薄化に繋がったと見られる。
一方、2000年代に入ると中国とブラジルの貿易が急速に拡大し、2004年には日本との差が1.6倍にも達しているところをみると、現在、中南米の関心は中国や韓国に向かっており、今後さらに強化されていく可能性も高く、その為日本とブラジルの貿易関係は伸び悩みを続けている。